2012年3月18日日曜日

「第三回教会問題座談会、当事者に聞く」の簡単報告です。



「第三回教会問題座談会、当事者に聞く」において、今回の私は体験談ではなく、被害を受けた当事者から直に被害体験を聞いてどう感じたかなどを問いたい気持ちありましたので下記のような内容になりました。








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     2012年3月17日
          上江洌尚子
 

毎回沖縄リバイバル教会での体験を語っています。

それぞれが異なる被害を体験し、それぞれが深く心に傷を受けています。その期間も10年の者20年を越える者と様々です。その時期の年齢によっても被害は違います。

その中でも被害が最も大きく人格形成にも深く影響を与えているのが、クリスチャン2世・3世の子供たちの被害です。カルト教会の2世3世の子供たちは幼いころから心の休まる場所が無く毎日慌ただしい日々を送ってます。

家では親から間違った信仰を叩き込まれ、強要され、教会では牧師から様々な抑圧と恐怖心を植え付けられつづけるのです。

今になって思うと私も例外ではなく、とても子供たちに悪いことをしたと悔やみ、大変申しわけなく思っています。

心が痛みます。2世・3世は幼いころから、また、小学生のころから親と教会に引っ張り回されるのですから、カルト教会へ通う親を持つと子供の人生は言葉で表現できないほどとてもとても悲惨なものなのです。



沖縄リバイバル教会に10年間所属していた私の被害体験と私の心の内を語るのに最低10年かかります。

沖縄リバイバル教会ができて27年になろうかと思います。ですので、沖縄リバイバル教会被害体験は27年分あるということです。

簡単にすべてを語ることは到底できません。

去年から合わせると今日まで4回の発表をさせていただいていますが、私たちが語ったのは私達の実際の被害の何百分の一でしかないのです。


ところで、お尋ねしたいのですが、これまでの発表をお聞きになって牧師や信徒さん方がどのようなことを感じましたのか。また、どのようなことを思いましたか。

どのようなことを考えになりましたか。今日の私の発表の時間はそのことについてお尋ねしたいと思います。



重ねがさね何度も言いますが、私たちがこの9年間ただひたすら「私達のような被害者を出してはならない」という一念で進んできましたが、被害者だけでできることではありませんでした。

例え被害者が1000名いたとしてもこのような活動を9年も続けることは全くもって無理なのです。

なぜならば、マインドコントロールで思考回路が変わっているから、何人集まったとしてもそれは無理なのです。

マインドコントロールについては、最近テレビマスコミで中島知子さんの問題が取りざたされていますが、中島知子さんのような人の集団と考えれば解って頂けると思います。

被害者だけでは被害者を支え社会的に声を上げることは完全に無理なのです。


私達は力強く命がけで私達に寄り添ってくださった盛山和子さんがいてくれたから、今の私たちがいるのです。

そうでなければ、とっくの昔に私達の声はかき消され、息は途絶え、当然私達の気力も続かなかったことはいうまでも無く、私自身が良く分かることなのです。


ですから何につけ盛山さんの名前がいたるところで出るのです。


盛山さんは「もう自分の名前は出さないで・・」とずっとおっしゃいますが、盛山さん無しには私達の事を語ることはできないのです。


それほどマインドコントロールというのは、大きな社会問題なのです。


その人がその人でなくなるのです。

違う人格にかえられてしまうという、恐ろしいものなのです。

私は色々な形で私が体験したマインドコントロールの実態を語ることでマインドコントロールの問題を多くの方々に知って頂きたいのです。

しかし、こともあろうに牧師が信徒を操作する目的で宗教的精神操作マインドコントロールを行うのですから、断じて見過ごすことはできないのです。




繰り返し、もう一度、お尋ね致します。


これまで私達の発表をお聞きになって牧師や信徒さん方がどのようなことを思い、感じ、お考えになったのかをお聞きしたいと思います。

今日の私の発表の時間はそのことについて時間を使わせていただきたいと思います。







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今回の発表は根路銘みさと、新垣美智、私の三人でした。

発表後、色々な意見や感想を聞くことができました。

その中で、ある宣教師という方から次のような質問がありました。

ゴールが見えない。

ゴールはどこに置くのか。

ゴールを明確にした方がよい。



この質問に対して私が答えたことだけを書きます。

「私にとってのゴールは生涯語り続けることです。

 それが私のゴールです。」

と答えました。


うまく言葉にできませんでしたが、こと切れる寸前まで語り続けるということです。


私が答えた内容を読んで思うのではないかな?

なぜそこまでするの?

すごい執念だと引いてしまう人も多いと思います。

マインドコントロールの恐ろしさを知らない人にとって
その程度の理解しかないでしょう。

しかしマインドコントロールはそんな簡単な問題ではないのです。

人格が変えられてしまうのです。

その人がその人ではなくなるのです。

私が私ではなくなるのです。

人格破壊なのです。


そんなやり取りの中で、また その宣教師は語りました。

その方の知っている被害者は3~4年で回復したといっていましたが、そんな短期間で回復できるものではないのです。

認識が薄過ぎます。
宗教者というなら、宗教(キリスト教)の専門家、教える立場にある方なら、マインドコントロールについてもっと学ばなければならないと私は思います。

なぜならば、全国的にもそうなのですが特に沖縄において、カルト教会でのマインドコントロール被害が非常に多いからです。カルト教会で傷を受けた人たちは他の教会の牧師
に助けを求めます。

私もそうでした。

しかし多くの牧師たちはマインドコントロールを学んでいないのです。マインドコントロールを知らずして、どんなアドバイスができるのでしょうか?

金儲けをしたい偽牧師はマインドコントロールを学び実践しています。

人の心を扱う教職にある方たちは、宗教的精神操作マインドコントロールをしっかり学んでもらわなければならないと私は思っています。


最後に

私達の声・体験を顔と顔を合わせながら直接話すことの大切さを肌で感じました。このような場を数多く持ちたいと思っています。




簡単ではありますが、昨日の報告です。

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